RaspbeeryPiで子供のプログラミング教育 ~準備編~

投稿者: | 2017年1月9日

最近では小学校でもパソコン授業があるようで、そういった知識を持たない親御さんはどうしたら良いか、また今後プログラミングが必修科目になるなどプログラミング教室みたいなものに通わせようかなんて考えている人もいるかと思います。

学校では先生方も苦労しているなんて話も聞きますが、今回は子供(小学生くらい)を対象にした最適なプログラミング教材であるRaspberryPiを紹介します。
私のblog内でもさんざん扱っていますが、このRaspberryPiは海外で教育用目的で開発された安価なボード型のコンピューターで世界中である程度の実績を持っております。
改めて紹介すると、RaspberryPiは現在バージョン3のModelB。
初代と比較すると処理能力も大幅にアップ。
RaspberryPiの詳しいことは以下参照されたし。

https://ja.wikipedia.org/wiki/Raspberry_Pi

ここでは私の子供を交えて RaspberryPi で出来るプログラミング教育について考えてみたいと思う。
プログラミング教育と言っても将来プログラマーになって欲しいという訳ではなく、物事の考えからというか論理的な考える力をプログラミングを通して養ってもらいたいと思う。
私の子供が小学2年生になる頃、ログラミング授業が必修化になるようですが如何なる言語をつかうのか?
どのような端末で?
また文部科学省からは内容などについては学校の裁量でなど不透明な部分が多く不透明。
また現段階で如何なるプログラミング言語を選択したとしても将来的には陳腐化している可能性もあり様々な面で難しい問題を抱えているのも事実。
しかしプログラミングに要する思考は将来的にも役に立つと思うし、私が小学校の時に習得したBASICもすでに過去の遺物と化しておりますがその時の知識や思考過程は今のIT系の仕事をしていく上での基礎となっています。
当時はポケコンという関数電卓での簡易プログラム機能でしたので今とは比較になりませんがコンピュータの基礎的な部分は変わりません。
RaspberryPiでは様々な言語形態でプログラミングをすることが可能ですが、ここでは教育目的につくられたビジュアル的にプログラミングを行えるscratch(スクラッチ)を使用しプログラミング学習を進めていきたいと思います。
Scratchは最近であればiPadなどでも試すことができ子供向けのプログラミング教室などで広く採用されているものであります。
このscratch、

if a==0 { ・・・

とか英文でのプログラミングでなく、部品を並べて行く感じのプログラミング手法です。
(https://scratch.mit.edu/)

学習というと勉強?
というと子供しては引いてしまう感がありますが今人気のMineCraftと組み合わせることでグッと興味をそそる事でしょう。
そう、この興味がある、が重要です。
MineCraftを組み合わせることで実行結果が目に見えて判るから楽しみながら自然と学習できます。
ラズパイを使用すれば以上の事は安価で実現できるのです。

では、さっそく始めましょう。

個人的な何でもない話ですが、昔コモドールという海外のメーカーが日本でのみ販売していたMaxMachineという家庭用のゲーム機のようなコンピュータがありまして、私もなけなしのお年玉で購入した一ユーザーでした。
MAX-BASICというBASICを使えるカセットでBASICのプログラミングが出来るのですが開いたマニュアルの初めの言葉が「さあ、はじめよう」だったと思います。
子供心に何かわくわくするものを感じた一瞬でした。
今回はとりあえず実行環境を準備するところを解説していきたいと思います。

RaspberryPi 本体と必要なものを準備しましょう。

最低限必要なモノリスト

(1)RaspberryPi3 ModelB本体

パソコン本体だと思ってください。これが無いと何もできません。
できれば専用のケースとセットのものが良いかもです。
私が代々 RaspberryPiを使ってみた感覚では RaspberryPi3Bでないと快適に動作しましえん。
価格差も差ほどないので過去のものを選択する利点はありません。
最新のものをチョイスしましょう。
無線LANが内蔵されている所もポイント高いです。

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(2)MicroSDメモリカード 16GB~32GBくらい

スマホなどで使うMicroSDメモリカードです。
MicroSDカードはあらかじめFAT32形式でフォーマットしておきましょう。

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(3)SDカードリーダー/ライター

セットアップ時に必要です。
パソコンからMicroSDカードへOSを書き込む際に必要です。
ノートPCだと本体に付いている場合がありますので余計に買わないように注意してください。

(4)電源+ケーブル

USBケーブルで給電するので容量が足りればスマホ用の充電器でも使えるかもしれませんが余裕をもって専用のものを使った方がトラブルがなくていいかも。
一応5V2.5A以上が安心です。
電源とRaspberryPiはMicroUSBのケーブルで給電します。
ちなみにRaspberryPi側に電源スイッチはありません。
電源挿したら即起動って感じです。

(5)キーボード・マウス

USBのものであればパソコン用のものが使えます。
あれば代用しても可。
新品を購入しても2000円くらいのものからあります。

(6)HDMIケーブル

RaspberryPiとモニターを接続するのに必要です。
安価なもので構いませんが長さは環境に合わせてチョイスしてください。
家電量販店などではメーカー製の高価なものしかありません。
amazonやPCショップのワゴンセールなどを利用すると安く済みます。

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(7)モニター

モニターは今どきのものなら家庭用の液晶TVでも使用できます。
TVで代用する方はHDMI入力端子があることを確認しておきましょう。
ちなみに20インチ程度であればパソコン用の新品モニターは12000円くらいからあります。

(8)インターネット環境

常に必要ありませんが初めのセットアップ時にはいろいろと使います。
また必須ではありませんがOSやパッケージ(アプリのようなもの)を更新したりするときに必要です。

以上あればRaspberryPiでプログラミングの学習を始めることができます。
またRaspberryPiにインストールされているワープロソフトや表計算ソフトを利用できます。

次回はいよいよOSの導入をしたいと思います。

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