前回、リモートデバッグについての記事を書きましたがXojoでのRaspberryPiデスクトップアプリケーションの開発の生産性は非常に高い。
RaspberryPiでGUIアプリと言えばPython+TkInterやkivyといった所がメジャーと思うのだが初めてGUIアプリケーションを作成するような人にとってはそこそこ敷居が高い。
しかしXojoであればVB.netのように今どきのグラフィカルなGUIのデザインツールを用いてWindowやボタン類を配置できるのでGUIのデザインにコードを使用する必要はない。
リモートデバッグのホスト側で動作を試すことができ、RaspberryPiでも同じように動く。
ホストがLinuxであれば見た目も同じだ。
ここで1つ述べなければいけないのはXojoをLinuxで使用するのは少し注意が必要であるという事。
UIのレイアウトがWinやMacで問題ないデザインでも文字がはみ出たり大きすぎたりと、少し崩れる感じなのでRaspberryPiの開発をXojoで行う場合はホストもLinuxの方が面倒が少ないだろう。
(但しLinuxでのXojoでは日本語環境は微妙である)
実際に動かしてみたのが↓である。
これはサンプルプロジェクト内にあるcanvasコントロールを使用したサンプルであるが、animateボタンをクリックするとボールの画像が移動する。
動作こそホストPCと比較したら重そうだが、このようなスプライト機能的な画像を使ったアプリケーションもXojoの知識だけで難なくできてしまう。
(上画像のanimateのボタンを見て欲しい、文字がはみ出ている。これはホストで使用しているUbuntu16.04LTSと同じである。)
これはOpenGLのサンプルだが、Pythonでやるには結構な経験値が必要だと思う。