RFIDリーダーをテストする

投稿者: | 2017年6月8日

しばらく前に秋葉原の秋月電子にて購入して放置していた「RFID Reader USB」を試してみた。
なんでかと言えばお仕事で関わっている会社さんで扱っている医療系システムに何か応用できないかと思ったからである。
DSC_0772

http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-06826/

4,800円だったので面白そうと思い何かの用で秋葉原に行った際に衝動買いしたものでリーダーとサンプルタグが何種類か同梱されている。
ちなみにこれとは別に125kHzようにRFIDタグカードを50枚別口で買って持っている。

秋月電子のページに詳しい事は書いてあるがざっと重要な部分を紹介する。

  • リーダーはバーチャルCOM I/FでPCと接続される
  • 125KHz EM4100のタグに対応。
  • 読み込みのみで書き込みはできない。

主流は13.56MHzと860~960MHzのものであるようだ。
しかしながらamazonなどでお手軽価格で手に入るのは125KHzのタグなので実験等には最も適していると思われる。

秋月電子のHPにも商品内容の写真はあるが

DSC_0773

同梱物はリーダー基板とサンプルタグ数種。
正方形と円形のものは厚さ1mmに満たないクレジットカードのような暑さ、大きさのものである。
青いのはキーホルダー的なもの。

ちょっと心配だったのがUSB COMのドライバーである。
製造元のParallax社のHPにて確認するも、ドキュメント類はあるがドライバーは無い。
ならばと、PCに接続してみたが難なくCOMポートとして認識した。
(Windows10環境)

DSC_0775

動作を確認するためのサンプル的なものはソースはあるがアプリは見つからなかったのでXojoでサクッと作成。
タグ情報を読み込む事ができた。
ちなみに読み込める距離はタグの位置によって異なるが基板に重ねる方向は感度が悪く10~20mm程度、横方向(上記写真の丸型タグ)だと最大で50mm位です。

データは0x0aに続いて5bytesの数値を10桁のアスキー文字列かしたもの、最後に0x0dが読み込む際にCOMポートから送られてくる事がわかった。
例:

0x0a|0x30|0x31|0x32|0x33|0x34|0x35|0x36|0x37|0x38|0x39|0x0d
の計12Bytes。

それとタグが読める範囲にあると繰り返し同じタグ情報を送ってくるので実際に使用する場合はその辺の対策がソフトウェア的に必要である。

RFIDReadertest

サンプルアプリで読み込んだ様子。別口で購入したRFIDタグカードも問題なく読み込めました。
50枚セットで購入したカード1400円/50枚で1枚あたり28円で比較的安価ですのでいろいろな用途に応用できるような気がします。

それとこのリーダーとは違いますがRF522というRFID用のモジュールがamazonなどで数百円で売られているけど、RaspberryPiに繋いで遊んでみたいですね。(13.56MHzです)

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