RASPBERRYPI応用研究(3) swapの停止とRamdisk

投稿者: | 2015年11月9日
仕事が忙しく時間が空いてしまったが少し時間が取れたのでRaspberryPi(以下ラズパイ)を使った簡易セキュリティシステムの構築を再開したいと思います。
今回はOSのインストール後の設定に関する部分を少しやりたい。
OSはずっと以前にインストールしてしまったんので後日別記事で扱いたい。
さて、今回のシステムでは電源入れっぱなし運用が前提です。
フラッシュメモリーの性能が上がったとはいえこの様な運用ではすぐ書き込み回数の問題でSDメモリが破損するとも限りません。
極力SDメモリの寿命を延ばしたいでSWAPの停止とRAMDISKの構築を行いたい。
どちらもSDメモリへの書き込みを減らすのが目的である。
SWAPを停止するにはコマンドで
sudo swapoff -a
とする。
これだと再起動した場合にまた有効になってしまうので
sudo apt-get remove dphys-swapfile
とすることでswapファイルが無効になるようだ。
普通のLinuxとはちょっと違うようである。
次に/tmp,/var/tmp,/var/logをRAMDISKに配置
/etc/fstabに以下を追記
tmpfs           /tmp            tmpfs   defaults,size=32m,noatime,mode=1777 0       0
tmpfs           /var/tmp        tmpfs   defaults,size=16m,noatime,mode=1777 0       0
tmpfs           /var/log        tmpfs   defaults,size=32m,noatime,mode=0755 0       0
いったん再起動してマウントを確認する。
色々ディレクトリがRAMディスク上にないとおかしなことになるので起動時に作成するようにする。
/etc/rc.localに追記
    mkdir p /var/log/ConsoleKit
    mkdir p /var/log/apache2
    mkdir p /var/log/apt
    mkdir p /var/log/fsck
    mkdir p /var/log/ntpstats
    mkdir p /var/log/samba
 
    chown root.adm /var/log/apache2
    chmod 750 /var/log/apache2
    chown ntp.ntp /var/log/ntpstats
    chown root.adm /var/log/samba
 
    touch /var/log/lastlog
    touch /var/log/wtmp
    touch /var/log/btmp
    touch /var/log/apache2/access.log
    touch /var/log/apache2/error.log
    touch /var/log/apache2/other_vhosts_access.log
    touch /var/log/apache2/ssl_access.log
 
    chown root.adm  /var/log/apache2
    chown root.adm /var/log/apache2/access.log
    chmod 640 /var/log/apache2/access.log
    chown root.adm /var/log/apache2/error.log
    chmod 640 /var/log/apache2/error.log
    chown root.utmp /var/log/lastlog
    chown root.utmp /var/log/wtmp
    chown root.utmp /var/log/btmp
以上でswapの停止と頻繁に書き込みが発生するディレクトリにRAMディスク化が完了です。
いろいろもたもたしている間にRasberryPiも新しいバージョンが出たようです。
Raspberry Pi 2 Model Bという製品で価格はほぼ据え置きで大きく性能アップ。
CPUも700MHzのシングルコアから900MHzのクアッドコアに大幅パワーアップ、メモリも1GBytesに倍増。
個人的にムム!っと思ったのはUSBポートが増えている部分。
今まで2つしか無かったけど4つになりました。
USBから供給できる電力については仕様書を見る限りわかりませんが、今までUSB-HUBを使用して折角のコンパクト設計が台無しになっていた部分が解消できそうです。
(例:USBカメラ、USBWifiアダプタ、USBキーボードが同時に接続できる)
全体的な消費電力が上がっているようですが基本的なCPU性能がアップしたことでGUIでも実用的に使用する事ができるかも。
自分は旧タイプを計3台持っているので新しいものはまだ不要ですが、そのうち購入したいですね。
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