脳の中のバーチャルワールド

投稿者: | 2009年8月21日

何かを見るという事をしている時、目の網膜に写ったのもを見ている気がしますが、我々の意識は脳の中の自動人形によって細分化し意味づけられた結果の出力を見ているに過ぎない。
耳も同様である。鼓膜で捕らえた空気の振動を脳の中の自動人形が振動波形をパターンマッチングし言葉に変換し意味づけられた結果の出力を聞いているに過ぎない。
このように脳の中にいる私の意識は常に自動人形による処理結果を知らされているだけなのである。
私の言う自動人形とは別に人型をした人形では無く、各処理をこなすモジュール、脳神経細胞の集まりである。
私自身、脳科学の学者でも何でもないので上記の仮説は想像上のものであるが、脳の動きを説明するには丁度いい仮説である。
(すでに別の人、脳科学者が同様の説を唱えているかもしれないが)
よく常人は脳の機能の数パーセントしか使用していない。
なんて言うが私はその意見には懐疑心を持っている。
意識をつかさどる部分としては限定的であると思うが、脳の中には無数の自動人形がおり淡々と処理をこなしているのだ。
目と耳だけでも処理する情報は膨大にあり、人間には入出力だけでも体中にセンサーがあるのだ。
また記憶を行う部分もありコンピュータのようにそれぞれの役割を持った脳神経細胞が淡々と処理をしているのである。
またそれらのベース。
人間に限って言えば言語(自然言語)があるが、器(脳)は同じでも言語によって脳の構成は違う可能性がある。
私たち日本人は日本語ベースの脳で日本語ベースの自動人形。
英語圏では英語ベースの脳で英語ベースの自動人形。
まるでコンピュータのOSのようにやれることは同じだがそれぞれ違う脳で外界の情報を処理している。
言語が違えば100%分かり合えることは無いだろう。
基本的に私の脳モデルは無数の自動人形による条件反射で、私たちの意識は自動人形が行った処理の結果をバーチャルワールドを見せられているだけなのである。

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